父から子へ

ジャックとジルの話を日本風にアレンジ。

太郎君と花子ちゃんという双子がいました。

太郎君はあまり勉強が得意ではなかったので高校を卒業後に働き毎月5万円を30歳いっぱいまで年利5%のファンドに積立てました。(元本合計780万円)

一方の花ちゃんは勉強が得意だったので大学院まで行ってから就職しました。

学費の返済があったので31歳になってから太郎君と同じファンドに65歳いっぱいまで毎月5万円を積み立てました。(元本合計2040万円)

さて65歳の時点でどちらが多くの試算を築いたでしょう?

こんなことを聞くぐらいだからもちろん太郎君の方です。

太郎君は58,623,051円、花ちゃんは54,192,184円です。

花ちゃんの方が元本を2.5倍以上出しているにも関わらずです。

複利で運用する上で重要なのは時間を有効に使うことです。

お父さんは爺さんに学生時代に教えてもらって株を始めたのだが3つのミスを犯しました。

お父さんの過ちを犯さぬようにしてください。

1. ETFを知らず個別株のみに投資していて、また半分博打感覚運用しておりコアの資産形成として見ていなかったこと

  (資産形成のコアは預貯金であると思っていたことから完全に抜け出せていなかった)。

2. 時間をうまく使った複利の恩恵を受ける、またその投資先を探すということに40歳前後まで気づかなかったこと。

3. 日本株しかみていなくて外国株(特にアメリカ株)の勉強をしなかったこと。

資産形成のコアになるのは預貯金ではありません。

預貯金はお金が必要になった際の換金性が一番良く元本が保証されているのですが、

インフレが起きた際に目減りするというデメリットがあります。

2023年6月時点の物価水準だと預貯金は1000万円あれば十分なので、残りは資産運用に回してはどうでしょうか?

低コスト、複利運用ができ、また複数の銘柄に分散されているインデックス投資に長期・積立していくことが資産形成のコアになるべきものです。

初期設定さえすればあとは完全脳死でも運用できるeMaxis slim全世界株式に100万円を拠出します。

72の法則に則ると6%で運用したとして単純計算で12年後に200万円、24年後に400万円、36年後に800万円、48年後に1600万円、60年後に3200万円になります。(税引き前)

60年後はお父さんはさすがにこの世にいないと思うのでこれを年金として使ってください。

レバレッジを利かしたものやハイリスクの投資を完全に否定するわけではありませんが、

これらはコア・サテライト戦略のサテライトとして位置付けて運用することにして下さい。

あくまでコアは長期積立分散投資のインデックス投資です。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です